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관리자 2022-12-21 14:04
日韓次世代学術フォーラム 第19回国際学術大会
■日時:2022.8.19(金)-20(土)
■主催:日韓次世代学術フォーラム ■主管:東西大学日本研究センター
■公開討論テーマ:「ポストコロナ時代の日韓共同研究 」
■行事の要約:
日韓次世代学術フォーラム 第19回国際学術大会開催
-「ポストコロナ時代の日韓共同研究」を全体テーマに-
8月19日(金)、20日(土)の両日、「日韓次世代学術フォーラム第19回国際学術大会」がオンラインにて開催された。昨年に続き、2度目のオンライン(Zoom)開催となった今回の大会では「ポストコロナ時代の日韓共同研究」という全体テーマが掲げられた。日韓両国の61の大学から約200名の大学院生や指導教員等が参加し、分科別発表会、基調講演、引率教授懇談会などの各種プログラムが行われた。
本フォーラムのメインプログラムである分科会では、1日目に政治・法律、経済・経営、社会・ジェンダー、文化・芸術の4つの分科、2日目に国際関係、歴史、言語・文学、宗教・思想、民俗・人類の5つの分科、2日間で計9つの分科にて、55本の多様な研究発表が行われた。通常はほぼ接する機会のない多様な専門分野の若手研究者が集まるため、自分の所属分野はもちろん、隣接分野で関心のある発表が行われる際には、オンライン上で会場を移動しながら日韓の多様な研究に接することができるというのが本フォーラムの特徴である。この度の大会で発表された優秀論文は、今後の審査を経て、2023年3月発刊予定の『次世代人文社会研究(第19号)』に掲載される予定である。
開会式では、フォーラム代表の張済国東西大総長が開会の辞を述べた。張代表は「コロナ禍が予想以上に長期化する厳しい状況の中、2年連続のオンライン大会とはなったが、日韓両国から参加してくれた大勢の大学院生と、開催のために協力してくれた関係者の皆さんに、心より感謝する」と挨拶した。そして、「コロナ禍で移動の自由が制限される中で、学術研究を取り巻く環境は大きく変化しており、特に国際共同研究活動は影響を避けられないのが実情であろう。ポストコロナ時代において、各々の研究活動や国際共同研究の方法論や今後の方向性について、共に考えを巡らし、何らかのヒントを得る場となればと思う」と語った。
開会式の後には、ソウル市立大学名誉教授の鄭在貞先生による基調講演「ポストコロナ時代の日韓共同研究」が行われた。これまで長きにわたって日韓共同研究に携わり、数多くの研究業績を残してきた鄭在貞先生は、これまでの豊富な経験に基づき、ポストコロナ時代の日韓共同研究の在り方について講演した。まず、コロナ禍によって生じた世界の全般的な変化について解説し、その中でも東アジア、特に日韓を取り巻く状況が過去と比べ、いかに変化しているのかについて語った。そして、ポストコロナ時代に日韓共同での研究が望まれるテーマ探しのヒントを紹介しつつ、自らの経験を踏まえ、国際共同研究を進めていく上での難しさや、日韓共同研究の今後の方向性について、自らの考えを語った。
講演の後には、それぞれの専門分野における日韓共同研究の現状、日韓両国での国際共同研究への支援体制やコロナ前後での具体的な変化などについて、活発な議論が行われた。
来年、コロナが収束に向かえば、釜山の東西大学にて20周年記念大会が開催される予定である。
■行事の写真: