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日韓新時代フォーラム2025年6月月例会

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관리자 2025-07-15 14:50

日韓新時代フォーラム2025年6月月例会

■日 時:2025年6月23日(月)18:30~20:30

■場 所:東西大学センタムキャンパス4階 W408 ブックカフェラウンジ

■プログラム:18:30~19:00 夕食懇談会

       19:10~20:30 招待講演会

           - 講演者:金井 太一(釜山日本人会 会長)、上原 成久(釜山日本人学校 校長)

           - テーマ:「釜山における日本人コミュニティ」

        - 司 会: 朴洙炅(法務法人 大韓中央 弁護士)

行事の写真

日韓新時代フォーラム6月月例会

金井 太一(釜山日本人会 会長)、上原 成久(釜山日本人学校 校長)

釜山における日本人コミュニティ

6月23日(月)、韓日新時代フォーラム6月月例会が開催され、「釜山の中の日本人コミュニティー:釜山日本人会と日本人学校の歩み」をテーマとした講演が行われた。講演では、釜山日本人会と釜山日本人学校を中心とした釜山における日本人コミュニティーの歴史や活動について、金井太一釜山日本人会会長と上原成久釜山日本人学校校長が紹介した。参加者は海外における日本人社会の実態や日韓交流の現場について理解を深める貴重な機会となった。

釜山日本人会は1972年に設立された団体で、釜山を中心に蔚山、大邱など周辺地域に居住する日本人の交流と相互支援を目的として活動している。2025年5月現在、法人会員46社、個人会員168名、家族会員40名、計208名が所属し、在留邦人の生活支援やネットワークづくりを担う地域コミュニティーとして重要な役割を果たしている。

この団体が誕生した背景には、1965年の日韓国交正常化以降、日本企業の韓国進出が進んだことがある。1970年代初頭には釜山周辺で働く日本人駐在員が急増し、日本人の生活環境やコミュニティーの整備が求められるようになった。特に大きな課題となったのが子どもたちの教育環境である。当時、日本人の子女が通える教育機関は限られており、日本人学校設立の必要性が強く認識されていた。

こうした状況の中、1974年には補習授業校が開設され、その後関係機関への働きかけや寄付活動などを経て、1975年10月に釜山日本人学校が正式に開校した。学校は釜山日本人会が設置者となり、学校運営委員会によって運営されている。

釜山日本人学校は釜山市水営区の広安里海岸を望む高台に位置し、「日本に最も近い日本人学校」ともいわれる。日本国内と同等の教育課程を採用し、日本から派遣された教員による授業が行われているほか、小規模校の特徴を生かしたきめ細かな指導が行われている。また韓国に所在する学校として、地域社会との交流や国際理解教育にも力を入れている。

釜山日本人会の活動は教育支援だけではない。会員向けの労務・税務セミナーの開催、クリスマスパーティーなどの交流イベント、スポーツ活動などを通じて、在留邦人同士のつながりを支えている。また地域大学との交流や文化イベントへの参加など、日韓の市民交流にも積極的に取り組んでいる。さらに日本人墓地の管理や慰霊祭の実施、災害時の安否確認体制の整備など、地域社会の中で重要な役割も担っている。

2025年は釜山日本人学校創立50周年という節目の年に当たる。釜山日本人会の設立から半世紀以上が経過し、日本人コミュニティーを取り巻く環境も大きく変化してきた。しかし、釜山に暮らす日本人をつなぎ、地域社会との交流を促進するという役割は今も変わらない。参加者からは「同じ釜山に住みながら、日本人会や日本人学校の存在を初めて知った。今回の講演が釜蔚慶地域の日本人コミュニティーの全体像を掴み、地域内の日韓交流の現場について学ぶ貴重な機会となった」との声が聞かれた。本研究センターでは、今後もこうした地域社会における日韓交流と相互理解の深化に取り組んでいく予定である。